悪い業者に捕まらないためには、まず実際にどういった被害が出ているのかの情報を把握することで、十分に気をつけることができます。
悪意を持った業者の手口として、多く報告されているものが、表示されている換金率と実際に手元に入ったキャッシュ額とに差があったというものです。
ホームページや看板など宣伝文句では「高換金率!95%!」なんて宣伝をしているのに、実際にはどう考えても60%程度だったなんてことは多々あります。
話が違うと訴えても、手数料だなんだと、それらしい説明をされて煙に巻かれてしまう。
また、利用規約違反であることをいいことに、取り合わずに無視をするといった業者も珍しくありません。
事務手数料や審査費なんて項目で最初から設定されていた60パーセント前後の低換金率で現金化を行うのです。
実際には、審査料や事務手数料なんてものが発生することはありませんから、このようなものが発生すると記入されているのであれば、利用しないに越したことはないでしょう。
大体がキャンセル料を請求してくる
換金率が違うというのは、この手の業者のスタンダードな手口ではありますが、現金化の換金率は、相場としては80パーセント前後だということをご存知の方も多いことでしょう。
しかしながら、この最低ラインを下回った金額を提示してきた業者に対して、利用するのを辞めるということを申し出ると、キャンセル料を支払えといったことを言ってくる業者も多いのが現状です。
もう審査はスタートしているし、事務方は動いているんだから、今更断るのはどういうつもりだなんて感じです。
それまでは、穏やかな口調だった業者も、急に口調が変わり、ものすごい剣幕でまくし立てるなんてことは、普通にありえる話です。
ほぼ恐喝に近い対応になりますから、恐怖心に駆られて業者を利用することを決める方も少なくありません。
電話番号を知っているから、いつでも追い込みを掛けられる。
住所を調べて直接会いに行く。
すぐに支払わなければ、更に迷惑料が加算されるなどなど。
こういった言葉で次々に追い込みをかけてきますから、注意しましょう。
現金がいくら待っても振り込まれない
他にも多いものとしては「最短5分でのスピード現金化!」などという早さを売りにしている現金化業者に多い手口です。
現金化をする場合、ある程度の手続きは必要になるのは、現金化のことをある程度に把握していれば、当たり前と認識できているはずです。
こういった知識が全くない状態で現金化しようとする方は、その手続きすらも面倒臭いと思ってしまい、こういった「すぐに現金化できます」という業者に魅力を感じてしまうものなのです。
しかしながら、こういう宣伝文句を使っている全ての業者がそうとは言いませんが、大抵の場合には、先に決済だけをさせて、後は現金を振り込まないといった業者になります。
ローンを組む際など、審査が必要になりますし、そういったケースでは、スピード感は魅力的ですが、現金化はローンを組むこととは、違っていますから、別物と考えるべきです。
煩わしいものがないと、本当に楽だと思いがちですが、冷静に考えて、あまりに必要であろう情報などを聞いてこなかったり、手続きがないといった場合には、怪しいと考えるべきです。
決済が終われば、後は音信不通になり、そこで初めて詐欺に遭ったことに気がつくというパターンになります。
オイシイ話には、当然に裏があるという典型的な現金化の詐欺手法になりますから、決して騙されてはいけません。
登録した個人情報の悪用する可能性が高い
最後にこの手の業者が行う手口の一つとして、個人情報の悪用を紹介しましょう。
基本的に現金化を行う場合には、個人情報などは必要ありません。
キャッシュバック方式などであれば、商品配送のために、住所や氏名、電話番号などは必要になるものの、クレジットカード番号や暗証番号まで教える必要はないわけです。
クレジット番号などが知られてしまった場合には、勝手にその情報を使い、決済されてしまうといった被害も報告されています。
その上で、こういったグレーゾーンな行為をしてでも、キャッシュが手元に欲しいという考えの持ち主であるという認識を持たれますから、闇金業者や詐欺集団などに、個人情報を高値で売却され、詐欺メールなどが届いたり、詐欺DMなどが届くようになってしまったなんて話は珍しくもなんともないのです。
以上、悪徳・悪質業者の最低ラインな現金化などの手口は要注意だぞ!…でした。
このように悪意を持った業者は存在するので、少しでも該当するのであれば、利用しないに越したことはありません。