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後払いファクタリングとは
後払いファクタリングとは、いわゆるつけ払いという言い方もできる方法で、商品やサービスを購入する際に支払い方法で後払いを選択し、資金調達するものです。
個人向けのサービスですが、企業向けのサービスも登場しており、業者も増えてきました。
上手に活用することで、ブラックリストに載ることなく資金繰りをスムーズにする方法としても有名です。
貸金業とは異なるため、新規参入をする企業が増えています。
アプリなども多数登場してきたため、利用者がさらに増える可能性は高いです。
後払いファクタリングの種類
後払いファクタリングはキャッシュバック方式・宣伝報酬方式・転売代行方式の3種類が存在しています。
それぞれの違いは以下の通りです。
・キャッシュバック方式
ファクタリング会社が提供している商品を後払いで購入した後、キャッシュバックを得られる方法です。
購入したことを確認すると最短で即振り込まれます。
提供している商品はデジタル系の商品が多いため、購入して自宅に届くようなことはありません。
支払いを翌月給料日にするなど、購入してある程度支払いに余裕を持てるところもポイントです。
・宣伝報酬方式
ファクタリング会社の商品を購入した後、自分で商品の宣伝をすることで現金を手に入れられる方法です。
ある意味セルフバック(自己アフィリエイト)と似ている形式といえます。
扱っている商品はFX自動売買ソフトをはじめとした情報商材などで、実際に利用して宣伝したことで購入代金の何割かがキャッシュバックされる方法です。
ある意味利用した意見を掲載することでディストリビューターという言い方もできるでしょう。
・転売代行方式
クレジットカード現金化と似ている方法で、ファクタリング会社が提供あるいは指示する商品を購入した後、商品自体の買取をもファクタリング会社に任せる方法です。
指定される商品はデジタルアートなどが多く、実際に商品を届けられることはないため、周囲に利用したことはばれません。
多くのファクタリング会社では消費者に届けることがないため、現金のみ得る形となります。
後払いファクタリングをするときの流れ・必要書類
後払いファクタリングを申し込むときに必要となる書類は以下の通りです。
・本人確認書類(顔写真のついた物・運転免許証やパスポートなど)
・給与明細
・社員証など在籍がわかる物
・保険証
法人の場合は、
・売掛先からの入金が確認できる通帳のコピー
・法人登記簿謄本
全てが必要となるわけではなく、このうちのいくつかが必要なことが多いといいます。
実際に申し込むときの流れは以下の通りです。
1.ファクタリング会社へ申し込み
後払いファクタリングを扱っている会社へ利用申し込みを行います。
サイトにより会員登録が必要な場合もあるため、事前によく確認しましょう。
一部の企業はLINEで申し込みから振込完了の連絡まですべて完結します。
LINEの場合は、会員登録ではなくLINEで友達登録することで申し込み可能です。
利用の際には、まずメールアドレスと会員登録するためのパスワードを入力する必要があるところが多いです。
会員登録を済ませてから登録されたメールアドレスへ本登録用のURLが届くため、URLをクリックして個人情報を入力することになります。
審査申し込みをする際には、サイト内で申し込みたい内容を入力してから審査を待つ形です。
2.電話が来るため取る
審査の際には会社へ在籍確認を行うことが多いです。
会社で電話をかけてもらう際には、在籍していることを明確にしておくことが大切となります。
在籍していることが明らかにならない場合、審査に通らない恐れがあるため注意が必要です。
3.契約をして商品を購入する
審査に通ると購入する商品の価格と入金額が提示されるため、問題がなければ契約を結び指示に従って商品を購入しましょう。
購入した商品はデジタルコンテンツや情報商材など、インターネット上で完結できるものが大半であるため、自宅へ贈られることはありません。
商品を業者へ売却する、あるいはレビューを書くなどにより、業者からキャッシュバックなどの現金が振り込まれます。
振り込まれた後は支払いを期限までに行いましょう。
支払期日を必ず守ることが、正しく利用する上で重要なポイントです。
後払いファクタリングを利用するメリット・デメリット
1.メリット
・スピーディーに現金を調達できる
早ければ即日に現金を手にできるため、急に現金が必要なときには便利です。
・難しい行動をとる必要がない
購入して業者へ転売したり、キャッシュバックを利用する形など、特に難しいことをするスキルなどは必要ありません。
・他の金融機関で融資を断られた人も利用できる
基本的に貸金ではなく、あくまでもショッピングの観点からの利用となるため、すでに何社かで融資を受けており、これ以上融資を受けられないという人でも安心して利用できます。
2.デメリット
・安定した収入のない人は利用できない
基本的に会社員など安定した収入がないと利用は不可能です。
返済能力がなければ回収できないと考えられる以上、商品を販売することができません。
給与明細などを求めてくるファクタリング会社がいるのは、安定した収入の有無を確認するためです。
・手数料がとても高い
基本的にキャッシュバックなどを含め、どの方式で会っても100%の資金を提供するわけではありません。
換金率は高くても90%など、100%とはなりません。
また、商品を買うお金と売った代金、キャッシュバックで受け取る代金などは差がありますが、その部分が手数料です。
そのため、非常に高額といえるでしょう。
・悪徳業者がいる
一部に高額な手数料を請求するなどの違法な手口でお金を巻き上げようとする悪徳業者が存在しています。
個人情報を入力することでダークウェブなどへ個人情報が流れるリスクが否定できません。
後払いファクタリングQ&A
Q:勤務先や家族にばれることはある?
A:多くの企業ではネット上で完結するやり方で取引を完結しており、支払いを適切にしていれば勤務先や家族にばれるリスクは少ないです。
在籍確認をする時にも自分が出るようにしていれば問題ないといいます。
Q:在籍確認や給与明細の提出なしで利用は可能か?
A:きちんと安定した収入があることを確認するための在籍確認や給与明細提出となっているため、提出なしの場合は社員証のアップデートをする場合もあります。
もしそれらすべてなしで利用可能な業者がいる場合、悪徳業者の可能性は高いです。
Q:信頼できる業者を見つけるポイントはある?
A:信頼できる業者を見つけるポイントとなるのは、口コミです。
口コミで実際に利用した人の意見を参考にしてサイトを絞り込み、内容を更に確認しましょう。
実績が多いところや分割払いに対応していないところ、顧客サービスを評価されているところは信頼できます。
Q:悪徳業者に引っかかった場合の対策は?
A:すぐに警察や弁護士に相談しましょう。
その際、業者との間の契約書を持参していくのが重要です。
消費者生活センターや法テラスなどを活用し、できるだけ早く問題解決をすることが必要となります。
後払いファクタリング現金化まとめ
後払いファクタリングは、業者が提供する商品を買って現金を得られる現金化の一つの方法です。
商品を買って後日給料などから支払うやり方となっています。
3つの方法に分かれており、自分の利用したいやり方や換金率などを比較して利用することが重要です。
申込時は顔写真のある本人確認書類や給与明細・社員証などが必要です。
サイトで申し込み登録したのち、在籍確認の電話が来るため受け、問題なければ利用できます。
急に現金が必要なときに役立ち、信用情報に影響を及ぼさないといわれています。
また、他の金融機関で融資を断られた人でも利用は可能です。
ただし、安定した収入がない人や、ブラックリストに掲載されている人は利用できない可能性があります。
比較的新しいサービスであるため、法的規制がなく、手数料が高額となっているところが少なくありません。
また、悪徳業者も多いため、利用する際には信頼できる業者を選んで申し込むことが必要です。