消費者金融は個人向けの小口融資を扱っている
消費者金融は個人向けの小口融資を扱っているのが特徴で、企業まで含めた大口の融資を行う銀行との違いになっています。
ただし、銀行の子会社や系列として消費者金融が含まれるケースもあり、混乱が生まれるケースもあります。
ポイントになるのが無担保でお金を貸すことです。
土地や家、車などを担保にお金を借りるわけではなく、あくまで支払い能力のみでお金を貸す審査が行われます。
担保にするものの審査が省ける分、融資がスピーディーなのが特徴になっています。
もう一つの特長になっているのが金利の高さです。消費者金融は担保にするものがない分、貸し倒れのリスクが高くなります。
自己破産などの債務整理を行われると貸したお金を回収できなくなるため、高い金利でカバーしているのです。
消費者金融の中にはスピーディーな審査を売りに、即日お金が借りられることを宣伝している業者が多くあります。しかし、その分、返済に苦労してしまうケースもあるのです。
過去には違法な金利が問題になったこともある
消費者金融はサラ金ともいわれ、金利の高さが問題になったことがあります。
これは法定金利を超えても罰則がないグレーゾーン金利が存在したからです。
グレーンゾーン金利を利用することで、お金を荒稼ぎしていた業者が多かったのです。
グレーゾーン金利は現在では改められ、設定自体ができないようになっています。支払いすぎたお金がある場合は差額を返済しなければならないため、倒産に追い込まれた企業もあるほどです。
注意したいのは、無担保でお金が借りられることから、多重債務に陥る人はまだいるということです。
気がつくと複数の消費者金融やクレジットカード会社からお金を借り、借金で身動きが取れなくなる人もいます。
法律が改正され、お金を借りる条件が厳しくなってはいるものの、やはりお金を借りすぎてしまう人はいるのです。
また、リストラなどで収入が減り、やむを得ず消費者金融からお金を借りて生活費に当てるようなケースもあります。
お金は借りるのは簡単でも、返すのが難しく、返済にも時間が借ります。余裕を持って返済する用に心がける必要がるのです。